体育館の天井に挟まった謎のボールの思い出

体育館の天井に挟まった謎のボールの思い出

体育館の天井に挟まったボール
小学校の体育館の天井に挟まった謎のボールの思い出やエピソードを集めました。
・どうして天井にボールが挟まったのか。
・誰がボールを取っているのか。
・実際にボールがハマる瞬間を見た。

このような体験談を集めました。

1995年生まれ

「自由時間での一コマ」天井に挟まったボールを落とすゲーム

ばぼちゃん 山口県 1995年生まれ 女性 私が小学生のころミニバレー部に所属していました。放課後、学校の体育館で練習はとても楽しかったです。 私の小学校の体育館の天井は鉄の梁(はり)がむき出しになっており、練習中にバレーボールが高く上がってしまい、その梁に挟まってしまうこともありました。 練習中は、すぐに新しいボールを出して気にしないよう努めますが、そこは小学生、休憩に入るとそのボールを救出しようと、他のボールを高く上げて、挟まっているボールにぶつけるゲームを始めます。 私はこれが楽しくて仕方ありませんでした。なんといっても、自分がぶつけたボールで、挟まっているボールを救出できるからです。 誰がそのボールを救出できるか順番に挑戦します。そして、救出できたら、そのゲームに参加していたメンバ―だけでなく、ミニバレー部の監督コーチ含め笑い合います。 稀に、バトミントンのシャトルやテニスボール。そしてなぜか体育館シューズが挟まっていることもありました。 そして、これらのレアキャラを見つけるのも、楽しみの一つでした。 暇な時にボールを当ててそれらを救出することが一時期私たちミニバレー部の中で流...つづき
1996年生まれ

「天井のボールは思い出の象徴」サバイバルドッジをしていて

ぽたち太郎さん 青森県 1996年生まれ 男性 当時の私の通っていた小学校ではサバイバルドッヂというものが流行っていました。その名の通り敵味方の境をなくしたサバイバルのドッヂボールのことです。 内野、外野という境目もありません。人数制限もありません。ただただ、体育館をすべてフル活用した何でもありのドッヂボールです。 アウトになった場合は真ん中のバスケットボール用のセンターサークルの中に入り、サークルの中から外の人(まだアウトになっていない人)に当てれば復活できる。そんな感じのルールでした。 ルールの中にはボールを持った人は3歩以上歩くことは禁止、ドリブルの禁止などもあったと思います。 当然、アウトになっていない人が少なくなってくると、あの広い体育館で移動の制限があるわけですから、当てるチャンスが減ってきます。 そんなときのリセットの合図がボールを天井に高く蹴り上げる行為でした。リセットされると、アウトで真ん中にいた人たちも無条件で全員復活になります。 これをすることでアウトになった人たちからは、一瞬の羨望のまなざしを得られます。もうお気づきかと思います。良かれと思いボールを高く蹴り上げ...つづき
1994年生まれ

「体育の時間の思い出」私はボールがハマる瞬間を目撃しました

片葉の葦 新潟県 1994年生まれ 女性 私の通っていた小学校の体育館にもいくつかボールが挟まっていましたが、そのうち2つは挟まるところを目撃しました。 それは体育の時間に起きました。その日はバレーボールを行っていて、二人一組でパスの練習をしていました。 バレーボールのパスは素人には難しく、特にアンダーハンドパス(いわゆるレシーブ)はオーバーハンドのように指でのコントロールができないため、ボールの制御が難しいのです。 結構な頻度であちこちからホームランのようにボールを飛ばしてしまうチームがある中で、1つのチームがとうとう天井まで飛ばしてしまい、天井の梁(はり)の隙間に嵌って(はまって)しまいました。 私の近くのチームだったので一緒になって「どうしよう、どうしよう」と焦っていると、先生が来て「他のボールを当てて(天井に挟まったボールを)押し出してみる」と力強く言ってくれました。 そして先生が投げたボールは少々それて、別の場所に嵌ってしまいました。 私は「先生でも駄目なんだ」と少し安心しました。先生は笑って誤魔化していました。
1975年生まれ

「卒業式でわかった真相」体育館の天井のバスケットボール

ひかりさん 北海道 1975年生まれ 女性 私が小学校5年生になった時に、体育館の天井にバスケットボールが挟まってると、ちょっとした騒ぎになりました。先生から、心当たりがある人はいないかと聞かれましたが誰も手を上げませんでした。 でも、噂だけは広がったんです。当時、プロバスケ選手を目指していた男の子がいたのでその子ではないかと囁かれました。でも、その子も違うと言っていました。 そして、いつしか噂はオカルトめいていきました。夜中におばけが置きに行ったんだとか、透明人間がやったんだとか。今思えばなんとも笑ってしまう話しなのですが、当時は真剣に話していました。結局、誰がやったかもわからずに卒業式を迎えました。 すると、クラスでも一番おとなしい男の子がある告白をしたんです。実は、その子こそがバスケットボールを天井に挟めた張本人だったのです。 なんでも、バスケの練習をしていたら何故か天井まで届いてしまい挟まったそうです。その日は夏休みで先生はいなかったため、そのままにしておいただけだったのです。 「皆が、あんまり騒ぐから言えなかったんだよっ」と言って、その子は泣いていました。きっと、彼なりに悩ん...つづき
1978年生まれ

取れないボールの謎

リアムさん 東京都 1978年生まれ 男性 小学生時代は給食後の昼休みになると、校庭で遊ぶことが多かったのですが、たまにドッチボールなどの遊びをする時は体育館に行きました。 体育館の天井を見上げる機会はほとんどありませんが、実際に天井を見てみると細かい線状に柱が交差しています。 ある時、バスケットボールで遊んでいると、サッカークラブに所属していたクラスメイトが、たまたま目の前に来たボールをふざけて、下から蹴り上げてしまいました。蹴られたボールは一直線に天井に向かって高々と飛んで行きました。 天井にある柱の合間にスッポリとハマりました。完全固定されたので落ちてきません。みんなポカーンとします。 そして次には、どうボールを取るかに意識が変わり、全員で話し合いました。そこから出た結論は、体育館を揺らしてその振動でボールを落とすという子供の発想でした。 みんな真剣です。ドンドンと走り回ったり、何度もジャンプしてみたり、色々と試しましたが、結局はボールは落ちてこず、後日、先生に取り除いてもらいました。甘酸っぱい小学生時代の思い出です。
1956年生まれ

「何でこんな物が!」体育館の天井から落ちて来た物

yuumi0108さん 福井県 1956年生まれ 男性 卒業シーズンになると、業者によって天井に引っかかってたボール類が取り除かれます。小学生の頃は卒業シーズンという認識はありませんでしたが、自分が学校の教員になって意味がわかりました。 天井を見上げると、ドッジボールが引っかかっています。最初は真面目な気持ちで、そのボールを落とそうと思って新たなボールを投げつけます。 ところがそう簡単に届くものではありません。投げて駄目なら蹴ろうとなります。何度も何度も続けていると、そのうちにボールの近くに当たります。すると歓声が上がり、さらに意欲が湧きます。 ところが偶然にも蹴ったボールが引っかかってしまったことがあります。結果は更に悪くなってしまいました。とは言っても先生には告白できません。 ゲンコが振り下ろされることは明白だからです。 そして卒業シーズンが到来しました。放課後、業者が引っかかっているボールを除去し出しました。ボールが落ちてくる度に何故か歓声が上がります。 そして、何と、何と僕たちが履いているズックが落ちてきました。 何でこんな物がと思って腹を抱えて笑いこけました。
1983年生まれ

古典的なやり方でボールを取る先生たち

ブックさん 広島県 1983年生まれ 女性 どこの学校の天井にも挟まったボールは存在するのではないでしょうか。わたしの小学校はバレーボールが盛んで、とても強い学校でした。バレーボールが体育館の天井に挟まっているのは日常茶飯事でした。 でも体育の授業で見たボールは次の体育の時にはなくなっています。内心あんな高いところに挟まっているボールを誰がどうやって取っているのか不思議でした。 しかし、夏休みに入る前日、体育館のドアが開けられ先生たちが掃除をしていました。その時に先生方が一生懸命天井のバレーボールを箒の柄(ほおきのえ)でつついて落としていたのです。思っているより古典的なやり方でちょっと衝撃でした。 そして体育館の真ん中らへんに挟まっているバレーボールは箒の柄では届かないのでテニスボールを投げつけて取っていました。こちらもボールを落とすためにボールを使うというなかなかのやり方。 それにしても私たちが知らない間に先生たちはこうしていろんな細かいところまでしてくれているんだなと思い、感謝でした。
1994年生まれ

「謎のボールの思い出」謎が謎のまま解けない話

瑠璃さん 北海道 1994年生まれ 女性 自分が小学校に入学したときにはもう既に、その小学校の体育館の天井には、謎のボールが存在しました。 自分の記憶では、それはサッカーボールやバスケットボールではなかったので、おそらくソフトバレーボールだったと思います。 自分は入学してからというもの、体育館に来るたびにそのボールを見上げて、「なんであんなところにボールがあるのだろう?」「一体誰があんなところにボールを引っかけたのだろう?」と考えるばかりでした。 全校集会や行事の時も、あの謎のボールが気になって気になって仕方がなく、多くの人が無駄に長くて嫌いであっただろう校長先生のお話なんかは謎のボールに思考を支配されていた自分には全く頭に入って来ませんでした。 それから年を重ねて高学年になっても、あのボールの謎は解けず、結局卒業式のときもそのボールは天井にあるまま。 「なんであんなところにボールがあるのだろう?」「一体誰があんなところにボールを引っかけたのだろう?」という謎は解けずじまいに終わりました。