「天井のボールは思い出の象徴」サバイバルドッジをしていて

ぽたち太郎さん
青森県 1996年生まれ 男性

当時の私の通っていた小学校ではサバイバルドッヂというものが流行っていました。その名の通り敵味方の境をなくしたサバイバルのドッヂボールのことです。

内野、外野という境目もありません。人数制限もありません。ただただ、体育館をすべてフル活用した何でもありのドッヂボールです。

アウトになった場合は真ん中のバスケットボール用のセンターサークルの中に入り、サークルの中から外の人(まだアウトになっていない人)に当てれば復活できる。そんな感じのルールでした。

ルールの中にはボールを持った人は3歩以上歩くことは禁止、ドリブルの禁止などもあったと思います。

当然、アウトになっていない人が少なくなってくると、あの広い体育館で移動の制限があるわけですから、当てるチャンスが減ってきます。

そんなときのリセットの合図がボールを天井に高く蹴り上げる行為でした。リセットされると、アウトで真ん中にいた人たちも無条件で全員復活になります。

これをすることでアウトになった人たちからは、一瞬の羨望のまなざしを得られます。もうお気づきかと思います。良かれと思いボールを高く蹴り上げた後…。

ものの見事に体育館の天井に吸い込まれていくドッヂボールのボールが。そのせいか、うちの小学校の体育館はドッジボールのボールだらけでした。

高学年しかできなかった我が母校の伝統行事だったのでしょう。おかげで数年に1回冬休み中に先生たちが天井のボールを落とす作業がありました。

それでも禁止しないでいてくれた先生方のやさしさ。私にとっては小学校時代の思い出の象徴です。

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