「男の子グループに勝った日」草野球の思い出
荘子さん 北海道 1975年生まれ 女性 小学校の頃。男子と女子は別れて草野球をしていました。男子はいつも広い場所をとっていて、私達女子は隅っこだけ。これでは全然楽しくない。 そこで、女子達が直談判したんです。すると、男子が「野球で勝負だ」と言ってきました。 正直、自信はありませんでした。でも、男子にバカにされたままなんて悔しい。私達は、その勝負を受ける事にしました。 ですが、やはり男子の方が上でした。次々に打たれてしまい、皆悔しくて仕方がなかった。 その時、リーダー格の女の子が皆を一生懸命励ましていました。皆、その言葉に諦めずに頑張りました。 そして、結果は同点。勝てませんでしたが、同点になりました。すると、男子の方も私達を見直したみたいです。翌日から、一緒に遊ぶようになりました。 男の子には負ける事がやっぱり多かったですが、たまに勝つ時もあってその日は大喜びしました。 暗くなるまで、よく遊んだ日々は今でも良い思い出になって残っています。