「体育の時間の思い出」私はボールがハマる瞬間を目撃しました

片葉の葦
新潟県 1994年生まれ 女性

私の通っていた小学校の体育館にもいくつかボールが挟まっていましたが、そのうち2つは挟まるところを目撃しました。

それは体育の時間に起きました。その日はバレーボールを行っていて、二人一組でパスの練習をしていました。

バレーボールのパスは素人には難しく、特にアンダーハンドパス(いわゆるレシーブ)はオーバーハンドのように指でのコントロールができないため、ボールの制御が難しいのです。

結構な頻度であちこちからホームランのようにボールを飛ばしてしまうチームがある中で、1つのチームがとうとう天井まで飛ばしてしまい、天井の梁(はり)の隙間に嵌って(はまって)しまいました。

私の近くのチームだったので一緒になって「どうしよう、どうしよう」と焦っていると、先生が来て「他のボールを当てて(天井に挟まったボールを)押し出してみる」と力強く言ってくれました。

そして先生が投げたボールは少々それて、別の場所に嵌ってしまいました。

私は「先生でも駄目なんだ」と少し安心しました。先生は笑って誤魔化していました。

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