石蹴り遊びの思い出

石蹴り遊びの思い出

石蹴り遊びの思い出
子どもの頃のにした石蹴り遊びの思い出とエピソード集めました。自分たちのルールで石を蹴りながら登下校したり、ごんべえさんやケンケンパなど、いろいろな世代の人が小学生時代に遊んだ石蹴り遊びの体験談。

1978年生まれ

「学童の先生との石蹴りの思い出」ごんべえさん

ことねさん 大阪府 1978年生まれ 女性 私は小学生の頃「学童っこ」でした。その為、学校の子達が知らない学童だけでやっている遊びがいくつもありました。 学童の先生は20代後半の女性でした。1960年代くらいの生まれだったと思いますが、その先生はおじいちゃんに育てられた人で、かなり古い遊びをたくさん知っていました。石蹴りもその一つです。 道に『ごんべさん』を書いて、マスの中に石を蹴って入れます。上手く入ったら、石を入れたマスだけ飛び越えて、あとのマスをけんけんぱして行って戻ってこれたら成功という遊びでした。 手前のマスから順番に石を入れて一番遠いマスまで到達できた人が勝ちでした。 この遊びは2〜3人で、学童の前の狭い道路でやっていました。 公園で大人数でやる石蹴りもありました。大きな四角を書いて、それを2列4行の8マスに区切ります。それぞれのマスの中にも線が引かれて、マスごとに『ここは右と左の両方に足を置いた状態で蹴る』といったルール。 2チームに分かれて、各チームごとに石蹴りをし、誰か一人でもゴールできたチームが勝ちという遊びでした。 今思うと石とチョークだけであんなにみんなで夢中に...つづき
1982年生まれ

白熱する石蹴りの思い出

ねえちゃん 大阪府 1982年生まれ 女性 石蹴りは登校時は何故かせず、下校時にしていました。 特別なルールはありませんが、必ず一つの石を交互に蹴るのが暗黙のルールだった気がします。 下校時にたまたま見つけた程よい大きさの石を蹴りながら歩きます。 あまり大人数ですることはなく、一緒に帰る友達が2〜3人でひたすら蹴るのです。 何となく相手にパスしながら通学路を進みます。 危ない話ですが、強めに蹴ったりすることもあります。特に早く帰りたい時などはロングパスをしたいため、勢いよく石を蹴ります。 すると、知らない人のお家に入ったり、停まっている車の下に入ったりする訳です。 何故か手を使って取るのはアウトなので、意地でも足で取ります。 必死に足を伸ばしてプルプルさせながら足で石を取り、また石蹴りの再開です。 通学路でしますので、どうやっても最後は一人になります。 最後が自分だった場合は、勝手に自宅付近でゴールを決めるのですが、上手い具合にその場所へ石が入らないと家に入れないという自分ルールがあり、白熱してなかなか家に帰れないこともありました。
1975年生まれ

「転校先の子どもたちと仲良くなれた遊び」石蹴りの思い出

アカリさん 北海道 1975年生まれ 女性 両親の都合で、小学生の時に転校しました。知らない子ばかりで、私にとっては恐怖でしかありませんでした。 仲良くしたかったけれど、声をかける勇気もなく、いつも教室の隅っこにいました。一人っ子で、自分から発言するのが苦手だった私はいつも一人でした。学校でも、家でも孤独な時間が増えました。 そんな時にクラスの女の子から石けりに誘われました。でも、私には石けりが何なのかさえ分からなかったんです。 「このチャンスを逃したら友達ができないかも」と思った私はその子に連れられるままグラウンドに行きました。そこでは、数人の子供達が地面に何やら書いて「ケンケンパ」をしてるんです。 「こうやるんだよ」その子が、地面に書かれた1という数字の所に石を投げ入れて、後はケンケンパをしながら番号順に石を蹴っていくというものでした。私は、見よう見まねで初めて石けりをしました。 気がつくと、他の子供達も集まってきて自然と仲良しになれました。石けりのおかげで、クラスに溶け込む事ができました。
1979年生まれ

石蹴りゴルフ

たかさん 大分県 1979年生まれ 男性 小学校低学年から3年生くらいまでにかけて、我々のグループでは石蹴りゴルフが流行っていました。 同じ学区の通学路としては比較的長い約1kmを楽しむために考えたもので、学校を出るときに平べったい小石を各自選び、ゴルフのように蹴って道を進んでいくというものでした。 ゴルフのように第何打とカウントしていき、もし水路や川などに石が落ちてしまった場合は、1打加えて新しい石を見つけていました。 最終的に一番近い人の家が近づいたら適当なマンホールを決め、そのマンホールの真ん中に石を止めて終了します。 順位はつきますが特に何かあるわけではなく、翌日になるとまた同じ調子で遊んでいました。 毎日同じだと飽きるので、変化をつけるためにたまにルートを変えるなど、子供ながらに工夫をしていた記憶があります。 それなりに盛り上がって楽しかったのですが、数は少ないものの車も通る道を使っていたので、現在では少し問題のある遊び方だったと思っています。
1974年生まれ

「学校帰りに石蹴りをしてたら」石蹴り遊び2種類

マルコさん 福岡県 1974年生まれ 男性 僕たちの世代は子供のころ、学校帰りに友達と石蹴りをして遊んでました。 石蹴りといってもいろいろ遊び方はあると思いますが、一つは「帰り道に家まで石を蹴って帰る」遊びです。 ルールは単純で、途中で石をドブに落としたり、田んぼに落としたりせず、家まで無事にたどり着くこと。 簡単なようで家までたどり着くまで何度も落とします。そのたびに新しい石でやりなおし。特に厳しいルールはないのですが、とにかく家まで石を蹴って帰っていました。 途中で友達は帰る方向が違うので1人になりますが、それでも一応はズルをせずにちゃんと石を蹴って帰りました。 ただこれにはひとつ問題があって、家に帰るまでかなり時間がかかります。 ある日のこと、友達と喋りながら、夢中になって石蹴りをして帰っていました。かなり時間がたってしまい、夕方の5時を過ぎていました。 気づいたのは家に帰ってランドセルを置いてからです。そう今日は夕方から塾に行く日だった。もう間に合わないと焦りながら、一生懸命に走って塾に行ったのを覚えています。 【おまけ】 もう一つの石蹴りの遊びとして、公園で友達が集まったらジ...つづき
1981年生まれ

「登下校時の一人遊び」石けりの思い出

昭和の少年時代さん 長野県 1981年生まれ 男性 私が小学生だった当時、石蹴りをしていたことを思い出します。 まずは、登下校時です。家を出ると同時に足元にある石ころを探します。大きすぎても小さすぎても、だめです。よく転がりすぎてもいけません。なぜなら、家から学校まで同じ石を蹴って転がし続けるためです。 通学路の川沿いや土手を白線に沿ってぎりぎりで歩きながら進んでいきます。何回も立ち止まって微調整しながら蹴っていったのでしょうか。登校時には時間上の制約から、雑な判定をとることも多かったです。 ある場所で別の石に乗り換えても良いことにして、他の石を蹴って無理やりゴールすることもありました。 たまに「ハンドあり」のルールになることもあります。 時間制限のない下校時は、立ち止まりながら蹴っていた記憶があります。 田舎とはいえ車も通行しており、横断歩道の通過時はロングパスで切り抜けていました。見かけた大人から何回怒られたのでしょうか…。 非常に難易度、危険性の高い遊びです。 とくに「サッカーが上手くなる」ようなこともありませんでした。
1978年生まれ

石蹴りレースの思い出

らんらんさん 東京都 1978年生まれ 男性 小学生時代は、登下校の時は必ずと言っていいほど、落ちている石を見つけては蹴っていました。周りの友達も石蹴りをしていて、密かに地味なブーム遊びでもありました。 ある放課後に、クラスの友達が10名ほど集まり、自分たちで考案した石蹴りレースをすることになりました。 まずは、自分が蹴るお気に入りの石を探します。 石には様々な形があり、重いもの軽いものと千差万別です。私のお気に入りは平たい軽めの石でした。重い石より遠くに蹴ることができるので飛距離を稼げます。 そして、全員がお気に入りの石を用意できたことで、レース場を作ります。レース場と言っても木の棒で土の上に線を引き、500メートルくらいの距離にスタート地点とゴール地点を設定します。 そして全員がスタート地点に石を置き、蹴る順番をじゃんけんで決めたらレーススタートです。相手の石をどかしながら、自分の石をゴールへと進めていきます。 単純な遊びのようですが、蹴る角度や相手の石を蹴り除くテクニックなど奥の深い遊びになりました。
1977年生まれ

「登下校の思い出」嫌な教科があるときは石蹴りしながら登校

やまぺさん 大阪府 1977年生まれ 男性 嫌いな教科の授業がある時など学校へ行くのが嫌な日があると、よく朝から石蹴りをしながら登校していました。 石蹴りをしていると、それに夢中になって嫌な事などは全て忘れます。 当時流行していたキャプテン翼をイメージして、何とかシュートとか言いながら学校までずっと石を蹴りながら登校していました。 しかし、石蹴りをしながらの登校は、とても時間がかかるのでいつも授業が始まる直前に学校に着き、現実に戻されます。 すぐ授業に入らないといけないので、余裕がなく、後悔をしてしまいますが、どうしても現実逃避をしたいので、嫌な日は石蹴りをする事を自分の中で決めていました。 ある日、登校時から友達と一緒に石蹴りをして学校まで行ったことがありますが、その時は流石に遅刻してしまい、先生に怒られました。 その日は一日中嫌な気分だったので、帰りも石蹴りをして帰宅しましたが、家に帰って一日を振り返ってみると自分が悪い事に気付き、それ以降は石蹴りをしての登校は止めました。
1968年生まれ

下校時の石蹴り遊び

スムージーさん 千葉県 1968年生まれ 女性 私の小学生の頃は、道はアスファルトでしたが、今ではあまり見かることのない、石が結構道に転がっていました。 近所の友達と学校から帰る時、そんな石を見つけては、石蹴りをしながら、家に帰った思い出があります。 蹴った石は、どこに転がるか分かりません。その事が面白く、石を追いかけながら、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、はたまた道を戻ったりと石蹴りは、続きます。 石蹴りをしていると、なかなか家には辿り着きません。 何処に転がるか分からない、自分の蹴った石を追いかけるのが、何故あれ程面白かったのか、今は分かりませんが、思えば人生も石蹴り遊びのようだと、中年になってしみじみと思います。