小学校の授業中に迷い犬が入って来たときの思い出やエピソードを集めました。教室がざわついたり、第一発見者がヒーローになったり、先生が捕まえに行くのがお決まりのパターン。校庭、校舎の中、教室に迷い込んでくる犬もいます。野良犬が街を歩いていたり、今よりも学校が開放的だった昭和時代のハプニング。
「野良犬 人気者になる」第一発見者の生徒もヒーロー
まいまいさん 愛知県 1989年生まれ 女性 私の母校周りは田んぼに囲まれた、川や竹藪などがあるのどかな田舎町でした。 小学生の頃、登下校時に年に一度くらいは野良犬に遭遇していた頃で、学校に野良犬が迷い込んでくるのも年イチ行事くらいな間隔でありました。 やはり年イチ行事、且つ突然訪れる行事だけに、野良犬が迷い込んで来たその日は全校生徒がざわつきます。そして一目見ようとあちこちから生徒が集まって来るのです。 先生方は生徒の安全を守る為、必ず「教室から出るなー!」と叫んでいました。 そして、野良犬を追い払うのはいつも決まって教頭先生でした。教頭先生が代わってもです。もしかしたら教頭先生の業務一覧に「野良犬を追い払う」という項目があったのかもしれませんね。(笑) そして、野良犬を見つけた生徒もヒーローとなるのです。なので「先生、犬がいるー!」と言った者勝ち。自分が見つけたかの如く、生徒たちは口々に叫んでいました。 今ではセキュリティ面が強化され、大抵学校の門は閉まっていますし、住宅地が増える事で自然が減り、野良犬もなかなか見なくなりました。昔ならではの思い出話です。
「〇〇ちゃんに会いに来た」校庭に犬がやってきた思い出
眉毛イヌ 東京都 1983年生まれ 女性 校庭に犬がやってきたことは、何度かあります。しかも、毎回同じ犬です。 その犬は同じクラスにいる友達の飼い犬でした。脱走癖がある柴犬で、逃げるといつも小学校にやってきました。 誰かが「校庭に犬がいる!」と発見すると、子供達は一瞬にしてざわめきだし、授業はすぐに一時中断していました。 大抵、校庭で体育をしているクラスの先生や、職員室にいた手の空いてる先生が捕まえて保護すると、飼い主の友達のお母さんが連れ戻しにやってくるパターンでした。 しかし、6年生の時に一度だけ、とても印象に残っていることがあります。 その時の教室は1階で、校庭に面してテラスのようなスペースのある校舎でした。 いつもはすぐに友達のお母さんが連れ戻しにやって来るのですが、その日はなかなか来なくて、柴犬は校庭を走り抜け、友達の教室のテラスにやってきました。 友達を見つけると嬉しそうにしっぽを振る柴犬。とても可愛かったのを覚えています。 結局、お母さんに連絡がつくまで、テラスの柵に柴犬をつないで一緒に授業を受けました。 友達のことが大好きなんだなぁと、あったかい気持ちになりました。
「平常心ではいられない」校庭に迷い犬の思い出
Neutralさん 広島県 1983年生まれ 女性 6年通っていて一度だけ野良犬が校庭に迷い込んだことがあります。茶色い雑種の犬でした。 ある日隣の教室がやけにザワザワしているのが聞こえて窓側から「犬がいる!」と大きな声が聞こえました。 私達のクラスもみんな窓から校庭を見てみると、犬がブランコの方へヒョコヒョコ歩いていきクンクンと辺りを嗅いでいる様子が見えました。 次は鉄棒の方へ。担任の先生も一緒に見ていましたが、「はい、授業に戻るよー」と言って授業の続きが始まりました。 しかしこのような事態で平常心を保てるわけがありません。校庭に犬がいる非日常感がワクワクします。早く学校が終わって触りに行きたいという気持ちでみんなザワザワします。 比較的窓側の席だった私はそれからも目で追っていたのですが、先生らしき人が出てきて犬を校門まで連れていき出してしまいました。ガックリです。 その後授業が終わり帰りの会を済ませ、靴箱で履き替えていると外に人だかりが。まだあの犬がいたのです。 みんな撫でて可愛がっています。私も頭をヨシヨシして触れました。近くで見ると結構大きくて首輪もしていました。結局、近所の飼...つづき
体育の時間に犬が参加してきた
ワイジーさん 香川県 1975年生まれ 男性 小学校5年生のころ体育の授業。皆で校庭で整列していたら、どこからか犬が入ってきました。 中型犬で、首輪はしていなかったので野良犬っぽかったです。最初は遠巻きに見ているくらいだったのが、ボールを使い始めたら、遊んでくれると思ったのか、犬が興味をもって近づいてきてしまいました。 それだけなら良かったのですが、一人が急に走りだしたので、犬が喜んで追いかけてしまい。 走り出した子は、けっこう大柄な子で普段は威張っている感じの強い男子でしたが、どうやら犬が怖くて逃げたようです。え?あいつが?と意外に思いました。 犬は楽しんでじゃれて追いかけているようでしたが、逃げている子は必死です。みんなが「止まれ、止まれ〜」と叫ぶのですが、全然聞こえておらず。 「来んなー!来んなー!」と言いながら、パニックになって猛ダッシュ。可哀想だけど、ちょっと面白い構図になっていて、申し訳ないけど笑ってしまいました。 ついに追いつかれて、短パンのところを犬がじゃれて軽く噛んだようで、その子はコケて、半泣きに。 その騒ぎのせいで、校舎の窓からいろんな学年の人が顔を出して見ていて...つづき
「どこまで入るの」昼休みの時間に校舎に侵入した犬
おさまりんさん 福島県 1988年生まれ 女性 私がまだ小学生の頃は、今とは違い、校門も開けたまま、玄関も開けたままで防犯対策など全くされておらず。今となれば考えられないですが、誰でも入って来れる場所だったかと思います。 でもまさか、それが人間ではなく犬であることは誰も予想しなかったのではないかと思います。 今でも覚えてますが、休み時間にベランダに出て校庭を何気なく見ていました。私が6年生の頃で、高学年は三階の教室でしたので校庭が一望できました。 周りは住宅地、近くに駅があり、でも地方でしたので人口も少なく、とても穏やかな場所に学校はあります。 そんな校庭に、ある一匹の茶色の中型犬がツテテテテ〜と入ってきました。 『え!?』となり、友達と先生に報告し、ベランダにはその犬見たさに皆んな集まる。その犬は慣れているかのように玄関に向かい姿を見失いました。まさか、と思いましたが、その犬は校舎に入ってきてしまったのです。 当時私は犬が嫌いだったので、入ってきて襲われたらどうしよう、どこまでくるんだろう、学校でおしっこしないよね?など、子供ながらに想像しまくりました。 ドキドキしながら待ってました...つづき
小学1年生とき クラスに入り込んだ犬の恐怖
卵焼きさん 大阪府 1977年生まれ 男性 私の通っていた小学校は1年生が校舎の1階で、廊下もドアを開放している事が多く、葉っぱや虫など色々なものが校舎に入って来ました。 その中でも犬が入って来た時は、クラス中が大騒ぎでした。 犬を飼っているクラスメイトも多かったので、ほとんどの人が大喜びでしたが、私は犬が大嫌いだったので、早く何処かへ行って欲しいと言う気持ちしかありませんでした。 「近くに来たらどうしよう」「嚙まれたらどうしよう」など、心配と恐怖ばかり。どうにか恐怖に打ち勝とうと必死に頑張っていると、もう泣いてしまっている女の子がいました。 その子を見ると、私も余計に不安になり、泣きそうになりましたが、一緒に泣くのは恥ずかしいと言う気持ちもあり。 怖さと恥ずかしさとで、もう何が何だかわからなくなっていました。 そこへ担任の先生がやって来て、その犬を校舎から追い払い、戻って来られないようにドアを閉めてくれたました。 私の緊張は一気に解けて結局泣いてしまいました。「先生、もう少し早く来て欲しかった」と言う気持ちは、今でも忘れられません。
「皆のアイドル」校庭に迷い込んできた子犬の思い出
マナさん 北海道 1975年生まれ 女性 小学校1年生の時に、校庭で遊んでいたら子犬が迷い込んできました。 首輪をしていたので、どこからか来た迷子だという事になったのです。私と友達は先生に言おうと言ったのですが、他の子達は言ったら駄目だと言うのです。 「可愛いから、校庭で飼おう」なんて言い出す子まで出てきたのです。子犬はたちまちアイドルになって、皆と校庭を走り回ったり、砂で遊んだりしていました。 私も、犬は大好きだったのですが触った事はなかったため、ちょっと怖かったんです。でも、子犬は本当に可愛くて私もいつしかその子が大好きになりました。 校庭でキャッキャッと遊んでいる声に気がついた先生が見に来たんです。そして、子犬がいる事がわかるとすぐに離れるように言いました。 「この子は、ちゃんと家に帰してあげないとダメだ」先生の言葉に、私達は落ち込みました。 子犬の飼い主は、思ったよりも早く見つかりました。近所のおばあさんだったのです。ほんの1時間ぐらいでしたが、子犬と遊んだ事はいい思い出です。
「校庭の犬」ワイワイ ガヤガヤと ざわつく児童たち
kastuさん 兵庫県 1951年生まれ 男性 授業中に窓際の子らが、ヒソヒソと喋り出す。何かなと僕も背伸びして校庭をみましたら、何処から来たのか分からない犬が走り回ってるのです。 そのうち皆んなもワイワイ、ガヤガヤと騒ぎ出しました。先生もそれに気が付き「こら、何を騒いでる!」と怒りました。 ハキハキした子が「先生!犬」と校庭を指さしました。先生も窓際に来て確認しました。二匹の大きな犬が戯れ合って走り回っていました。 まず窓際に集まってる生徒を席に戻るように諭し、「今からしばらく自習して下さい」と言って職員室に戻って行きました。 誰も大人しく自習などしません。皆が窓際に集まって「あの犬は何処から入ったのかな?」とか「あれは何という犬?」、「オス、メスどっちかな?」「噛むかな?」と訳の分からない事をワイワイ、ガヤガヤと言ってます。 そしたら、何人かの男の先生が校庭に出て来て、犬を捕まえようとしましたが、犬も捕まったら大変と、すばしこっく逃げ回ってなかなか捕まりません。 一人の先生が職員室から大きな網を持ってきて犬の頭に被せ捕まえました。首に縄を掛け校庭の隅に括り付けました。しばらくすると...つづき
「必ず捕獲される犬」授業中に廊下を通り過ぎる犬と先生
としさん 大分県 1979年生まれ 男性 現在では野良犬なんてほとんど見かけることはありませんが、私が小学生の頃はまだそんなに珍しくない存在でした。 校庭が広くて走りやすいからか、わりと学校周辺に犬が来ることが多かった記憶があります。うさぎなどを学校で飼うときは注意が必要でした。 そして年に1回は校舎に入り込んで、ちょっとした騒ぎを起こしていました。 多かったパターンは授業中にぼーっと廊下の方を眺めていると視線の先を野良犬が横切っていくというもので、通り過ぎていった教室から先生が出てきて犬が歩いて行った方向に向かっていきます。 我々はそんなに騒ぐことなく授業の再開を待っているのですが、しばらくすると必ず先生に抱えられながら再び目の前を通り過ぎて外に出されていました。 犬の方も人が追いかけてきたら警戒するだろうし、どうやって捕獲していたのかは分かりませんが、先生に抱えられて運ばれるときの犬の観念した様子が面白くて思い出せます。 良し悪しは別にして当時は捕獲後保健所に連れて行くことはなかったようで、そのまま外に帰されていたようです。
「窓の外」授業中に校庭へ犬が入って来た思い出
yuumi0108さん 福井県 1956年生まれ 男性 小学生の頃は勉強が苦手だった。毎日のように先生に「ゲンコ」を貰っていました。 何の授業だっかも思い出せないほど退屈な時間でした。校庭の見える窓側の列の前から5番目,後ろから2番目が私の席です。 外を見ることが日課で,トンビが飛んでいるとか稀にセスナが飛んだりすることもあります。 ある日,いつものようにボーッと外を見ていると,突然近所の知っている犬が校庭で吠えています。数羽のハトを追いかけているようです。捕まるはずがありません。既の所でハトは嘲笑うように逃げます。 暫くするとハトがいなくなって,今度はスズメを追いかけ出しました。ハト以上にスズメは機敏な動きで逃げます。ハトと違って,スズメはちょっと離れたところにまた降り立ちます。また,犬が吠えながら追っかけます。 その時は全く先生の声は耳に入っていませんでした。先生が何処に位置しているのかも全くわかっていませんでした。内心「アホやな。捕まえられるわけないやろ!」と思って窓の外に集中していました。 その瞬間,いつもより強烈なゲンコがごつん!