昭和の時代「校門の前で商売をしていた謎のおじさん」
まさおさん 京都府 1974年生まれ 男性 小学生の時、授業が終わって帰ろうとすると校門の前に人だかりができていました。 気になって覗いてみると、中年くらいのおじさんがテレビショッピングの実演販売のようにいろいろなものを紹介していました。 主に文房具です。書いて手でこすって消せるボールペンとかだったような気がしますが、ははっきりと思い出せません。 とにかく子供時代の私からすると魅力的なものばかりで欲しかったのですが、学校にはお金を持って行かないし、家に帰って母親に言っても買ってくれるはずもないので全く売れていなかったように思います。 しかし、子供たちはみんな目を輝かせておじさんの巧みな実演販売を見つめていました。 やがて先生がやってきて止めるように注意すると、「もうすぐ終わりますので」と言いながらおじさんは一向に終わる気配がなく、長時間やり続けていました。 先生もそれ以上注意することはありませんでした。現代なら一発で警察に連絡されるかもしれないような状況ですが、当時はあらゆることに対して規制が緩く、良くも悪くも昭和だなあという気がします。