子どもの頃に滑り台で遊んだ遊んだ思い出とエピソードを集めました。いろいろな世代の人が小学生時代に遊んだ滑り台の体験談。
滑り台で思い出す女の子
まめ太郎さん 広島県 1983年生まれ 女性 滑り台で遊ぶときはなぜか逆走という迷惑行為をする子が必ずいるものです。滑りたいのに滑れないということになり大渋滞を引き起こします。 「どいて」と言うとジャンケンで勝ったらねと意味不明なことを言われ、私はプンスカ怒って無理やり股をくぐって滑るという強硬手段に出ました(どちらも危ないので絶対にやってはいけません)。 そしてまたその子は次に滑ろうとする子に同じことをするのです。逆走の子は男の子。滑ろうとする子達はみんな女の子でした。 そんな時、ずっと逆走をやめない男の子を一人の女の子が突然引きずり下ろしたのです。そして小さい声で「やめろって言ってるよね?」と。 一部始終を見ていた私は、その知らない女の子を「かっこいいー!」と思いました。 敢えて小さい声で注意するという私には発想のなかった方法。男の子は一瞬怯んだ様子で、怖くなったのかそのまま自転車に乗って去っていきました。 平和が戻った滑り台で安心して遊ぶことができました。
ローラー滑り台の恐怖
うなぎさん 三重県 1994年生まれ 女性 小学生の頃、従兄弟と一緒に地元近くにある長いローラー滑り台がある公園に遊びに行きました。 いつもの公園の滑り台よりもとっても長くて、たくさんの子供が滑り台を順番待ちして並んでいました。自分の番が来るまで、とてもドキドキワクワクしていたのを覚えています。 そしていざ、自分の番!従兄弟が先に滑り、その後しばらくして自分も滑り始めました。序盤は景色を見ながら長い滑り台に大興奮!だったのですが、徐々にお尻が痛くなり始め、摩擦で熱さを感じるようになりました。 「だから周りの子たちは段ボールをお尻の下に敷いてたのか」と思っても後の祭り。滑り台は残り半分というところで、お尻が痛すぎて涙が出そうになったので、子供ながらに機転を効かして、足を立ててお尻を浮かし、しゃがんで触って滑ることに。 「よし、これでお尻は痛くないぞ!」と思ったのですが、しゃがんで座る姿勢はよりスピードが上がって、今度は違う意味で恐怖心を抱き、結局滑り終わる頃には「もう2度とやるもんか!」という気持ちになっていました。
長い長い滑り台
mugikoさん 兵庫県 1975年生まれ 女性 私が通っていた小学校の運動場は遊具が少なく。ブランコに古びた滑り台、ジャングルジムに鉄棒ぐらいだったと思います。 私が小学4年生の時に古い滑り台を取り壊して、長い長い滑り台を設置したのでした。生徒たちは大喜びで滑り台を遊んでいました。 長い長い滑り台だったので、滑っていると途中で止まります。生徒たちは、そこから立ち上がり下まで走り抜けている子供もいました。 出来たばかりの長い滑り台はなかなか順番が回って来ません。下校時間ギリギリになると、ようやくすべる事が出来るほどの人気の滑り台でした。 滑り台で遊びたい生徒は朝早く学校に行ったり、下校時間まで粘っている子供がいました。まぁ一ヶ月も経てば人気もなくなり、私もようやく長い滑り台を遊べるようになりました。 そこで友達と3人セットで滑ったり、後ろ向きになって滑ったり色々とふざけた遊びをしていたのですが、今まで遊んでいた短い距離の滑り台と違い。長い長い滑り台だったので途中でスピードが出なくなります。 そうすると、友達が後から押してくれました。私はいきなり後ろから押されたので体勢を崩して、滑り台か...つづき
ロング滑り台
ロックンロールさん 広島県 1983年生まれ 女性 友達家族と私の家族とで広くて大きな公園へ遊びに行ったときのことです。そこには長い長い滑り台があり、滑る部分はローラーになっていました。 子どもからすると面白そうな夢のような遊具。すぐさま私と友達は飛びつきます。階段を登り切り、いざ滑ろうとすると思いのほか高い…。ちょっと怖くなりました。 それでも滑ってみたい要望が抑えきれずとりあえず座ってみます。はるか下に見える親たち。振り返ると友達も心なしか顔が引きつっているように見えます。話し合いの結果、一緒に滑ることに。 前後に座りいざ出陣!ズンズンスピードが出てローラーは勢いよく音を立てて回り私達はあっという間にゴールする…はずでした。出陣しても一向にスピードは出ず、ローラーからは軋む音しかしません。滑り台らしからぬ遅さです。 手足を使ってスピードをあげるしかありません。頑張っても公園の滑り台の半分以下のスピードでぬるっと着地。しかしこれはこれで子供の心を掴み、私達は大爆笑。このあと10回以上滑りました。
鬼ごっこと鼻血と滑り台
Narutoさん 沖縄県 2002年 男性 小さいころ、特に幼稚園にいたとき、園内の滑り台でよく遊んでいました。しかし今思うと、滑り台単体をみんな楽しんでいたわけではなかったように思えます。 私を含めて全員、鬼ごっこ等をするときに逃げ道の一つとして滑り台を使って、滑ることもあれば、滑り台を下から登って階段から下っていくという「逆滑り台」状態が多々起こっていたことを今でも覚えています。 今ではそんな危ないこともしなくなりましたが、あの頃はそういったことが心の底から楽しく思えました。 もう一つ滑り台で覚えているのが、友人がよそ見をしていたせいで滑り台に自分の顔をぶつけてしまい、それが原因で鼻血が出ていたことです。
滑り台で遊びつくした子供時代の思い出
せいざいさん 埼玉県 1970年生まれ 男性 子供の頃は公園でいろいろ工夫して遊ぶのが楽しかったことを思い出します。 特に滑り台は工夫して滑るのが楽しい遊具の一つでした。今では危ないといって辞めさせられてしまうようなことを平気で行っていました。 ・頭から滑り降りたり、 ・胸から滑り降りたり、 ・砂をかけながら摩擦を減らして滑り降り、 ・どこまで遠くへ着地できるか、 ・また滑り台を走って降りて同様にどこまで遠くまで着地できるか、 など、暗くなるまで友達と競い合ったことを思い出します。 滑り台としての使い方以外にも、缶蹴りの隠れ場所だったり、鬼ごっこの隠れ場所など使い方は豊富でさんざん遊びつくしました。 当時は滑り台のない公園はなかったので、遊びつくしたら他の公園の滑り台を使ってまた新たな遊び方を考えました。子供時代の仲間たちは遊びの天才でした。 いい仲間がいたおかげでケガも耐えませんでしたが、充実した子供時代を過ごせたと思っています。
初めて滑ったローラー滑り台
mntyさん 埼玉県 1992年生まれ 男性 小さい頃、私がよく行く近所の公園にあったのは金属の板で出来た、普通のまっすぐの滑り台でした。その頃の私にとって滑り台とはそういう物で、幼稚園の頃ならともかく小学生にもなるとそれほど面白い遊具ではなくなっていました。 それがある時、家族で出かけた少し遠くの大きな公園で初めてローラーがついた滑り台を見たのです。近所の公園の滑り台とは全くサイズが違い、丘の上から始まっていて長くてカーブもあり、とても豪華に思えました。 そして、滑る面がローラーである事に気づいた時の最初の印象は「肉が巻き込まれて挟まりそうで怖い」という感じだったのを覚えています。 しかし初めて見る遊具は遊んでみたいのが子供の性、意を決して滑ってみました。 すると、今まで滑ってきた滑り台では全く感じた事がなかったガタガタという振動、ローラーの回転によるスピード感、初めての経験に衝撃を受けました。 すっかりその滑り台にハマった私は、その日は足が痛くなるまで何度も丘を登ってその滑り台を滑っていました。