お手玉と母親の思い出

キラキラさん
東京都 1984年生まれ 女性

小学生の頃に、自宅には母が手作りしたお手玉がいくつもありました。そのため、うちには丸いボールみたいなおもちゃが沢山あるな、とよく思っていました。

ある日、母がお手玉で遊ぼうと私を誘ってきました。私は、この丸いボールで何をして遊ぶんだろうと不思議に思いました。すると、目の前で母が2つのお手玉をくるくると手で投げて回し始めました。

私はくるくる回るお手玉の姿と、シャカシャカとした音に魅了されました。さらに母は、もう一つのお手玉を回っている2つの中に投げ入れて回し始めたのです。まるで手品を見ているかのような、とても面白いものでした。

何よりも、こんな不思議な事ができるお母さんてすごい!と、いつもと違う手品師のような母にびっくりした事を今でも覚えています。巧みな技を披露する母がとてもかっこよく見えました。

それから、何度も何度も母にお手玉のやり方を教わったのですが、私は2個を回す事が限界でした。やっぱりうちのお母さんてすごい!と、母を誇りに思った思い出です。

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