伝承されるお手玉遊び

砂子さん
長崎県 1983年生まれ 女性

お手玉は母や祖母など年齢が上の人ほどびっくりするぐらい上手で、一種の大道芸のような、芸の域になります。

幼少の頃私は、 2つのお手玉を回すのが限界でした。しかし、母や祖母は2個どころか、3個、4個、5個、さらなる個数まで、かなり高さをだしながらどんどん個数を増やして、なおかつとても早いスピード回していくことができました。

その様はとても、華麗で、慣れた手つきがとても格好良く思えたものです。

いつも教えてもらい、1つから練習し、2つに増やし、多く回すための手つきや投げ方を毎日練習していました。いつか祖母のようになれるといいな、と思いながらやっておりましたが、私の限界は3個までで、それが最高記録でした。母や祖母を心から尊敬したものです。

お手玉は手作りのものを使っておりました。母が作ってくれたものを使用しておりましたが、そのうち作り方も習い、自作するようになり、それがまた楽しかったです。

気に入った可愛い柄の布を購入してもらい、中に大豆やあずきを入れて、糸をつかって止めていました。それを使用して、またさらに使用しやすいお手玉の大きさや重さに変えていくのも楽しみでした。

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