子どもの頃に遊んだかくれんぼの思い出やエピソードを集めました。かくれんぼのルールと遊び方。公園や山でのかくれんぼ。お家でのおうちかくれんぼ。鬼に見つからないようにドキドキして隠れたり、仲間に置いてけぼりをくらった子どもたちの遊びの思い出。いろいろな世代の人が小学生時代に遊んだかくれんぼの体験談。
「頑張りすぎたかくれんぼ」お家かくれんぼの思い出
マルコさん 福岡県 1974年生まれ 男性 かくれんぼと言えば、暇があるとやっていた遊びです。公園や学校や家などいろいろな場所でやっていました。 公園でかくれんぼをしたときのこと、僕は隠れる側で「もうーいーかい、まーだだよ」と言う声の中、みんなは一生懸命隠れる場所をさがしていました。 だだっぴろい公園に隠れる場所はほどんどなく、木の裏か、滑り台の後ろの茂みか、ベンチの下ぐらいでした。 案の定「もういいよ」の掛け声とともに、鬼役の子にみんな見つかってしまいました。 それはそれですぐ終わるので、次のゲームが始まるのですが、やはりかくれんぼをする以上、いかに見つからないかと子供ながらに考えます。 そして家の中でかくれんぼをすることになったとき、絶対に見つからない場所はないかと考えて、その場所を思いつきました。 押し入れの上の段のさらに上に子供が入れる場所があったのです。そこに登ってから隙間に入り置いてあった荷物に隠れました。 「もういいよー」の合図で鬼役が探し始めます。 狭い家なので友達は、いっときすると笑い声ともに見つかっていました。 僕だけはさすがに見つからないので余裕だと思っていました...つづき
「女性ドラえもんのマネで大騒ぎ」お家かくれんぼの思い出
ちぃ子さん 広島県 1983年生まれ 女性 友達が家に遊びに来て5人ほどで遊んでいました。 最初はおままごとをして遊び、次はリカちゃんで遊び、その後はかくれんぼという流れがいつもの遊び方。 ジャンケンをして鬼が50秒数え、みんなが隠れます。と言っても家の中なので隠れる場所は限られているので見つけやすいです。 この時、私はドラえもんが押入れで寝ているのを真似しようと思い付き、押入れの中にそーっと隠れました。 「もーいいかーい!」と言う声が聞こえます。いろんなところからかすかに「もーいいよー」と返事があります。 襖を少しだけ開けて見てみると鬼はキョロキョロ。そしてどんどん見つけていきます。 すると私は押入れの布団の中でだんだんと眠くなってしまいうとうと…。そして寝てしまいました。 外がザワザワしている声で目が冷め、襖を勢いよく開けると一斉に母と友達が目を丸くしてこちらを見ています。 鬼が私だけ見つけられず母にいないと言って騒ぎになっていたのです。その後こっぴどく叱られた私でした。
「竹やぶで見られちゃった」ちょっと恥ずかしいかくれんぼの思い出
マリンバさん 埼玉県 1971年生まれ 女性 周りは畑や竹やぶなどが多い埼玉県の田舎に住んでいました。 ゴム段や縄跳び、缶けりなどでも良く遊びましたが、外でかくれんぼをすれば、なかなか見つけられず楽しかったのを覚えています。 ある日、友人の家の大きな庭でかくれんぼをしました。 私は探される番だったのですが、庭の竹やぶの中に隠れたところ。30分経っても1時間たっても、探しに来てもらえず…。鬼が探している声は聞こえるので、じっと息をひそめて隠れ続けていました。 しかし、そのうちトイレに行きたくなり…。どうしよう、出て行こうかと迷ったのですが、どうせここなら誰にも気づかれないしと思い。竹やぶの中でおしっこをしてしまいました。 最中に、なんだか、ガサゴソという音が聞こえてきて、驚いて振り返ると、なんと友人のお父様が、タケノコほりをする為に入ってきたところでした。 もよおしている最中だったので、動くことも隠れることもできず。しゃがんだまま挨拶をして、とても気まずかったのを覚えています。 その後、友人宅から、タケノコをおすそ分けしてもらう度に、微妙な気持ちになってのを覚えています。 タケノコは、と...つづき
校内かくれんぼ
らーんさん 北海道 1997年生まれ 女性 小学生の頃、クラス15人くらいで、放課後、校内を貸し切ってかくれんぼをしました。 学校が3階建てで一階には体育館や保健室に理科室。2階には教室やpc部屋。3階に教室や化学室など様々な部屋がありました。 鬼が4人と逃走者11人くらいでやりました。 5分数えてから鬼が探し始めました。 ドキドキワクワクでした。 どこに隠れるかと色々考えて、3階の化学室のさらに扉を開けた先生の部屋に隠れました。 足音が聞こえて、ドキドキしたけれど、そのままスルー。 10分ほど乗り切りました。 20分ぐらいすると次々に同じ階に隠れていた人たちの騒ぎ声が聞こえてきます。 きっと捕まったのでしょう。 そう考えるとドキドキとして鼓動が聞こえてくるくらいでした。 そして30分ほどすると、『あとらーんちゃんと○○ちゃんくらいじゃない?』と鬼の声が聞こえました。 鬼が化学室に再び入ってきました。『いらんでしょー!出てきなー!』との声も聞こえ、扉を開けられ、見つかってしまいました。 滅多に出来ない経験、とても楽しかったです。
「絶対に負けたくなかった」かくれんぼの思い出
まさおさん 京都府宇治市 1974年生まれ 男性 かくれんぼは小学5,6年生の時によく遊んでいました。クラスの同級生とするよりも近所の子と遊ぶのが主でした。 通常のルールは「もーいーかい」「まーだだよ」「もーいーよ」という掛け声とともに隠れて見つけるというものですが、私たちが遊んでいたルールは少し違いました。 まずジャンケンをして負けた子が鬼になります。 鬼が電柱で目を伏せて声を出して30秒数えます。 30秒数えている間にほかの子は好きな所に隠れて30秒経ったら鬼が見つけに行きます。 見つかったら鬼と隠れていた子が電柱へ向かって走り、鬼が先にタッチしたらアウト、隠れていた子が先にタッチしたらセーフとなります。 要するに、ある程度遠くへ隠れると、かくれんぼというよりもただの徒競走になるのです。 当時私はクラスでも足が速い方で、しかも毎回遊んでいる近所の子は2つ下だったので、負けたくないから遠くまで隠れて競争で勝っていただけでした。 友達も「まさお君が隠れている場所分かってるねんな」と半ば文句を言いながら見つけていました。 学校ではほとんどしゃべらない大人しい子供で、クラスで遊ぶときは空気...つづき
小学生の時に見つけた 秘密の隠れ場所の思い出
ひでさん 福岡県 1977年生まれ 男性 当時私が住んでいたの団地では小学生の子供集会などがあり、そこで知り合った仲間とよくつるんでいました。 当時まだファミコンが一家庭にあるかないかの時代で、外で野球やサッカーをしたら、ファミコンを持っている友達の家にお邪魔して遊んでいました。 下の子供なども多くいたので、外の遊びでは良くかくれんぼをしていました。 私が住んでいた団地は建物の真ん中に公園があり、そこを中心にかくれんぼをしていました。 ただ、隠れる場所は公園よりも建物内で隠れることが多く。建物も13階ぐらいあったので、逃げ回りながら隠れました。 ある時いつもの建物内に隠れていただのですが、その建物の地下の狭い通路みたいな所を見つけ、その建物の地下に隠れた事があります。 薄暗く余り周りが見えない状況でした。 その時は最後の最後まで見つかる事もなく、気がつけば日が暮れて、私一人が取り残されていました。とても寂しく悲しい気持ちになりました。 流石にあそこに隠れているとは誰も思わないし、見つける事は無理だなと。それ以後はかくれんぼでは使用せず、みんなの秘密基地として活用しました。