茨城

1969年生まれ

「用水路に落ちたカラーボール」野球の思い出

田舎の子さん茨城県 1969年生まれ 男性僕らの年代の子供は、ほとんどの子供は野球に夢中でした。Jリーグなどなく、スポーツといえば野球。学校にも普通に好きな球団の野球帽をかぶって行きました。休み時間になると、速攻でグランドに出て、ビニールのボールで野球をしていました。僕の通っていた小学校はグランドが小さく、それでも小学生が打つにはちょうどいい大きさったので非常に盛り上がったのを覚えています。傍に排水路が流れていて、そこにボールが入ると大騒ぎ。長い棒を探して、一生懸命引き寄せて拾い上げていました。高々100円もしないボールだったと思いますが、あの頃の僕らの100円はたいそうなお金だったのです。今自分の子供達の財布の中を見て、あの頃の俺たちはなんだったのだろう?としみじみと考えてしまいます。
1986年生まれ

小学校の昔遊びの会で おばあちゃんの活躍

sizukuさん茨城県 1986年生まれ 女性ある日わたしの小学校で「おばあちゃん達に昔の遊びを教わろう」というイベントが開かれました。地域のおばあちゃんが招かれたのですが、その中にわたしのおばあちゃんも参加していました。昔のめんこ遊びやおてだま、おはじきなどの遊び方を教えてくれて、来てくれたおばあちゃん達と一緒に遊んでいました。その時わたしのおばあちゃんが教えてくれたのが、おはじきでした。おはじきは家にもあったのですが、きれいなビー玉のようなものだったのでわたしは眺めて楽しむものだと思っていたのです。遊び方があるというのをそこで初めて知ってびっくりしました。おばあちゃんがみんなの前で、遊び方を教えながらやって見せます。みんなも知らなかったようで、興味を持って聞いていました。中にはおはじきを初めて見たという子もいました。わたしのおばあちゃんはそういった場で話したり教えたりするのが上手な人なので、とても説明が分かりやすく穏やかに話していて、なんだかわたしはどこか誇らしげな気分になったのでした。
1996年生まれ

体育の授業の嫌だった縄跳びの思い出

白菜太郎さん茨城県 1996年生まれ 男性私が小学生だった頃の体育の授業での少し嫌な思い出です。当時、冬になると体育の授業では毎年のように縄跳びがありました。私は縄跳びが得意ではなく、特に二重跳びが1回もできなかったことを今でも覚えています。そんなある日の授業で、先生が皆の前で言いました。「今日は最初に皆で二重跳びをやってもらいます。10回跳べた人からその場に座ってください。全員ができるまで終わりませんよ。」二重跳びができない私にとっては地獄のような提案でした。そして、先生の「始め」の合図で皆が一斉に縄跳びを始めました。縄跳びが得意な子から座り始め、あまり得意ではない子もやっとのことで跳び終わり座っていきます。しかし、私は1度も跳ぶことができませんでした。次第に私以外の全員が跳び終わり、私が跳ぶのを見守り始めます。クラスの皆や先生が見ている中、1人で何度も何度も失敗し続ける姿はとても悔しく恥ずかしかったです。結局は1度もできることなく、「今回はここまでにしましょう。」という先生の言葉で地獄のような時間は終わりました。今思い出しても本当に嫌な思い出です。ちなみに、中学校でも縄跳びの授業が...つづき
1986年生まれ

大掃除のときに出てきたベーゴマの思い出

sizukuさん茨城県 1986年生まれ 女性小学生の頃に家族で家の大掃除をしていたら、昔親が遊んでいたというベーゴマが出てきました。コマの遊び方は知っていたのですが、ひもを使って回すベーゴマは初めてでした。親は「懐かしいなぁ!これどうやって遊ぶか知ってるか?」と聞くので「知らない」と答えると、自慢気にこうやるんだよとコマにひもをぐるぐると巻き始め、さっと引き投げて回してみせました。ベーゴマが素早く回転して勢いよく回ります。その様がなんだか特別なことができる人みたいに見えてすごい!と思いました。やり方を教わって自分でもやってみるのですが、なかなか上手くできずコマが回りません。見かねた親が「これはコツがあるんだよ。ほとんどこれでよく回るかが決まるんだよ。」と教えてくれました。ひもを巻くときに、とにかく丁寧にきれいに巻くのがコツみたいです。私と兄も一緒にやってみると、なんとか成功しました。平らなテーブルの上で回していたのですが、勢いがつくとコマ同士がバチバチと当たり合い弾くのが楽しくて、その後もしばらくは兄と競い合って遊んでいました。少しのコツでコマの回る強度がつくようになったりと、自分で...つづき
1986年生まれ

最強のめんこ

sizukuさん茨城県 1986年生まれ 女性めんこ遊びは私の親世代がよく遊んでいたものですが、わたしが小学生の頃にもまだめんこ自体はありました。とはいえ遊び方がよく分かっていなかったので、始め親に遊び方を教わってそうやるのか!と遊び始めました。ルールはとても単純で、めんこを地面にたたきつけて周りにあるめんこが裏返れば、持ち札が増えていくというもの。よく分からないけどなぜか「強いめんこ」というものがあって、それをうまく使うとけっこうな確率で他のめんこを取れるのです。きれいな形で厚手のものだったような気がします。そのめんこをわたしたちは勝手に「最強のめんこ」と呼んでいました。その最強のめんこが手元に来たら勝ったも同然。勝手に自分が強くなった気がしました(笑)。最強のめんこを兄が手にした時、残りのめんこは5~6枚でした。私はとれても数枚だろうと見ていました。その時点で勝負は互角。まだチャンスはあると。兄が全力で最強のめんこを叩き付けると、その瞬間に残りのめんこがすべてひっくり返ったのです!思わず声をあげました。そんなにひっくり返せたのは初めてだったので小学生のわたしには衝撃でした。負けたけ...つづき