塾にあったマットでの相撲遊びやプロレス遊び

前頭三枚目さん
神奈川県 1986年生まれ 男性

私が小学校高学年から中学校卒業までにかけて通っていた学習塾での思い出です。

その塾は今でこそ中堅有名進学塾の一角を担うような大きな進学塾ですが、当時はまだ新興の学習塾だったと思います。

塾での活動は受験向けの授業を受けるというもので、他の塾と大差ないものだったとは思いますが、その塾には相撲ができるようなマットが置いてありました。

授業と授業の合間に講師と生徒が相撲やプロレスができるものでした。

私や私の塾友達は休み時間になるとその上で講師と取っ組み合いのじゃれあいをして楽しんでいました。

ある日の休み時間も一人の講師と複数人の生徒がじゃれあいをしていましたが、この頃合いの子供というのは手加減というのを知りませんし、エネルギーに満ち溢れています。

じゃれあってるうちに、相手になっていた講師のシャツがビリビリに破けてしまいました。

講師は怒ったりせずに、ただただ息を切らして呆然としながら次の授業のチャイムと同時に教室に入ってきてボロボロのシャツのまま授業を開始したのを覚えています。

そのときはその様がおかしくて笑うのを我慢していましたが、今になって思うととんでもないことをしていたなと思います。

そんな思い出のあるマットでしたが、私たちが中学2、3年生になる頃には無くなっていました。

塾が大きくなっていくにつれてイレギュラーな要素(危険の伴いうる)を小さくしていったのかななどと今では思いますが、ただの勉強場所だけになってしまうのも寂しいように感じています。

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