年下の子をみんなで守った思い出 色鬼

MAさん
東京都 1990年生まれ 女性

同学年のお友達とその妹と数人で色鬼ごっこをしていました。

鬼が指定した色のものを触るというシンプルな遊びです。通常の走り回る鬼ごっこよりも年下の子がいても遊びやすいという事でみんなで決めました。

ある子が、小さな妹さんの背が届きにくい場所や、走って行かないとたどり着けないような場所の色を指定したりと、わかりやすくその子を捕まえられるようにしていました。

あまりにも続くため、みんなで「妹を守ろう!」と団結しました。

高い部分はみんなで逃げながら妹を抱き上げ、触らせたりと可能な限りかばいながら逃げていました。

なかなか狙いの妹を捕まえることが出来ないので、鬼がずっと変わらないままです。ついに、鬼が怒り始めました。

しかし、こちらからすると弱い者いじめのように、不利な状況の子を狙っているその子の方が悪い!と完全にその場で言い合いに発展しました。

大人になった今では、私たちも謎の団結をする前に、その子に一言言えばよかったのにと思います。当時は仕返しのような事をする事が一番の正義と思っていたようです。

その場で色鬼ごっこは中断、解散となりました。

子供のいいところは、喉元過ぎれば熱さを忘れるんですね、翌日には同じように遊んでいました。

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