祖母に教えてもらった「ビー玉当て」の思い出

きたぎつねさん
愛媛県1984年生まれ 男性

私は、4歳から6歳まで祖父母宅で育てられました。ゲームやマンガなどの遊ぶものがなく。夜ご飯まで何をして過ごそうか悩んでいました。

そんな時、祖母がビー玉を買ってくれました。一人遊びにちょうど良いと考えたのか、遊び方を教えてくれました。後にそれが「ビー玉当て」だと分かったのは、私が4年生になった時でした。

祖母はビー玉を1m~2mぐらいに乱雑に置きました。一つを私に渡して置かれたビー玉を狙いなさいと言いました。言われた通りに投げてみるが当たらない…。すると祖母はニンマリ顔で「かしてみ」と言いました。

私は一個も当たらなかったのに祖母は次々と当てていく。

当たったビー玉を祖母が拾っていきます…。ルールがよく分からないままスタートしたゲームでしたが、祖母がニンマリして拾っていく様を見てルールを理解しました。

さらに祖母は「本当だったらこれは、ばーちゃんの物とだけど、初めてだから返してあげるから練習してみな」と言いました。

それからは悔しくて、一心不乱に練習したのを覚えています。それから一週間に一度ほど対決を行い。取った取られたで楽しく過ごせたのが祖母との良き思い出です。

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