デカビーの思い出

ジュウゴさん
東京都 1957年生まれ 男性

とにかくビー玉をはじくためのハンドテクニックが勝負の分かれ目です。まずは、トレーニングから始めます。

様々な想定の元、地面の表面の状態やビー玉の大きさ、転がり具合等、全てをあらゆる角度から検討し、どのようにはじくかを頭の中でシミュレーションします。実際にはじいてみて、その結果を確かめる。そんなことを繰り返しながら、遊んでいました。

そんなとき、思いもかけず、通常のビー玉より2倍ほどあるビー玉(デカビーと呼んでいました)を手に入れることができ。遊び仲間からは、羨ましがられ、得意になっていました。

勝負には絶対使わずに、お守り代わりに持っていたのですが、ある日、年上の上級生がそれを欲しがり、勝負に出せと言われました。

低学年だった自分は今思えば、その上級生に上手いように勝負させられ、結局、体よく、持って行かれてしまい、泣きながら家に帰ったことがありました。

小さいながらも、そのときに、様々なことを学び、大きくなっていくための修練の一つだったような気がします。

コメント