ベーゴマ遊びは男のロマン「ペチャ」「タカ」「ちゅうだか」

manjukoyさん
東京都 1958年生まれ 男性

ベーゴマ遊びはとにかく熱く面白い遊びでした。

バケツの上に土俵をみたてた厚手の布を敷き、そこでベーゴマを回して相手と勝負します。3、4人位で一斉に回して相手のベーゴマをはじくという遊びです。

バケツの土俵から外にはじかれ落ちたら負けで、そのベーゴマは勝者に没収されます。

つまり遊びと言っても自分が持っているベーゴマがなくなるわけですから必死でした。

ベーゴマの種類と言いますかコマの高さが色々あって、高さのあるものを「タカ」平べったいものは「ペチャ」そしてその中間の高さのものを「ちゅうだか」と呼びます。

それぞれ特徴があって「タカ」で戦うときは上からたたきつけるように相手のベーゴマにぶつけて弾き飛ばすときに有利なベーゴマ。

その技をガッチャと呼んでいました。たたきつけたあとも自分のコマがしっかり回っていないと勝負不成立になります。

「ペチャ」は平べったく低いので、自分より高いベーゴマの下に入り込んで軸を狙うので弾きやすくなります。

勝負に勝つためにベーゴマの角や軸をヤスリで削って調整したり、コマに紐を巻きやすくするために巻く溝も削って改造しました。

ただベーゴマを回すだけの遊びではなく、創意工夫して真剣勝負していた時間はとても有意義なものでした。

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