スケボーで大惨事の思い出

森のパンさん
広島県 1983年生まれ 女性

小学生の頃、家の前に広い空き地があり、兄とよくスケボーをしていました。

普通に乗るのでは飽き足らず、ちょこんと体育すわりをして後ろから勢いよく押してもらって、どこまで進むかという遊びをしていました。

空き地内のでこぼこした地面や坂道を通ったり、いろんな乗り方をして遊んでいたのですが、ある日兄がお腹でスケボーに乗りスーパーマンのように飛ぶ格好をして「スケボーを押してー」と言って来ました。

言われた通りに押すと、スーパーマンのようにスーッと進んでいるのがおかしくて何度も何度も押し、この”スーパーマン乗り”は流行り、繰り返ししていたのですがある時、急に兄が「痛ーい!!」と叫んだのです。

この時兄はスーパーマンの態勢でしたがいつものように手をグーにして左手を腰に右手を伸ばしておらず、手のひらを地面につけていたそうで、それに気づかず私がスケボーを思いっきり押したのです。

その結果、右の中指の爪が全部めくれるという大惨事になってしまい、両親が青ざめ病院を探して車で行ったのを覚えています。

病院内で爪を取り除く手術がされ兄の泣き声が院内に響き渡りました。

私がしょんぼりして泣いていると「また生えてくるから大丈夫だよ」と母が言ったので「爪って生えてくるんだ」と衝撃を受けました。

そして兄に謝って仲直りし、またスケボーで遊ぶ日々がしばらく続きました。

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