回転する遊具「オーシャンの思い出」

マスクマンさん
広島県 1983年生まれ 女性

小学生時代に、オーシャンという遊具がありました。中心に柱があり、その周りに大きな輪っかが取り付けてある回転する遊具です。

子どもたちはみんな輪っか部分を持ち、一人がその輪っかを持って走ることでビュンビュン高速回転するのです。このスリルがたまらなくて怖いのにやってしまうという中毒性があります。

このような遊具なのでケガは当たり前でした。なんせ自分の力では止める事ができないので、手の力が限界になれば振り落とされるだけです。気付けば隣の子がいなくなっていたなんて事が毎回起きます。

いつも顔から落ちたり膝を擦りむいたりしていました。それでも季節関係なく、休憩時間に行列に並んででもビュンビュン回されていました。現代では考えられないくらい危ない遊具です。

回されるとずっと大笑いしている子と「止ーめーて!!!」と叫ぶ子に分かれます。私は後者。それならどうしてこの遊具で遊ぶのかと言われそうですが、なぜかやめられないのです。

体が浮く浮遊感とか自分の握力の限界を知る瞬間とか、小学生なりにいろんな感覚を楽しんでいました。

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