鮮烈!怒涛の路地遊び

ともぞうさん
兵庫県 1956年生まれ 男性

60代男性です。小学校時代を関西地方の工場街で過ごしました。

ゲーム機など存在しないのは無論のこと、そもそも裕福な家の子以外ろくに物を持っていない時代でしたので、放課後は身一つでできる遊びが中心でした。

中でも人気があったのが「路地遊び」です。

1960年代以降に生まれた人たちにはイメージしにくいかもしれませんが、そのころの住宅地には木造モルタルの小さな家が密集して建っている所が多く、家と家の間には人ひとりようやく通れる狭い路地が随所に見られたものでした。

地図の上では道がないように見えるのに、実際には路地を次々に抜けていくことによって反対側に移動することができたりしたのです。

「路地遊び」とはあらかじめスタートとゴール地点を決めておき、こうした路地を使って競争する一種のストリートレースのようなものです。

当然広い道を通った方が早いのですが、これをやって見つかると反則負けとなり、「ズル」をしたと言われ続けます。

体力勝負というより日頃のリサーチ能力が物を言うため、自分だけが知る隠れ路地を発見するため放課後を使って日々研究にいそしんでいました。

今から思えば住人にとって迷惑この上ない話ですが、当時は人々もおおらかだったのだろうと思います。

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