
名前から節をつけて歌を作る 言葉遊び
よっちさん鹿児島県 1964年生まれ 女性あれはいくつの時だろう。小学校の高学年ぐらいだったでしょうか。ひとつの言葉遊びなんですが、友達の名前の頭をとって、例えば山田さんなら、「山田さん、やがつく、やんやのやんすけ。焼いて焼かれて焼き殺された」というふうに節をつけて歌うんです。このように意味が通じれば「やったー。意味が通じたー」と喜ぶ、というなんともいえない遊びをしてました。そこに全く悪意はありません。山田さんも意味が成立して喜んでいます。やったー。てなもんです。ちゃんと成立させるのは難しいんです。山田さんは残酷だけど成功(!)。あと、樋口さんも「轢いてひかれてひき殺された」で成功です。樋口さんもご満悦です。私は「よ」で始まる苗字なので「よいてよかれてよき殺された」で不成立です。残念でした。佐々木さんは「裂いて裂かれて裂き殺された」で大成功。そうやって同級生の名前を片っ端から試して一喜一憂していました。残酷な殺され方をしても本人はご満悦、というだいぶ変わった遊びでした。言葉に興味をもつ年頃だったのでしょうか。