父による手作りの砂場で過ごした思い出

ねこちゃん
京都府 1992年生まれ 女性

小学校低学年の頃、外遊びが好きだった3人兄弟。いつでも遊べるようにと、父が砂場を手作りしてくれました。

休日になると父が一生懸命作ってくれて、完成した日、兄弟3人で飛び跳ねて喜んだことを今でも鮮明に覚えています。

砂場が出来たその日から、学校から帰って来てはすぐにバケツやスコップを持って砂場で遊びました。

時には砂遊びに夢中になり、日が暮れても遊んでいる私たちの姿を、近所のおばちゃんたちが、「仲良しやなあ」とほほ笑んで話しかけてくれました。

逆に母は「あんたらいつまで砂場にいるん~ご飯できたから片付けて入ってきな~」としびれをきらしていました。

そんなある日、砂場にウンチを発見。

大切にしていた砂場に誰が!!と兄弟3人で犯人探しが始まりました。

朝学校に行く前、学校から帰ってから、ご飯を食べる前、食べた後、お風呂に入る前、入った後、寝る前。

犯人捜しの日々に明け暮れました。

いつものように3人で遊んでいると、砂場に1匹の猫がやってきました。

以前、猫を飼っていたこともあり、猫はすぐに私たちになついてくれました。人懐っこいタイプのようです。猫もじゃれてきました。

そして夕方になり、家に入ろうとしたとき、犯人目撃の瞬間が。

なんと・・・仲良くなった猫ちゃんでした。

可愛くなついていた猫だったので、私たち3人は怒ることもできず、顔を見合わせて笑って家の中に入りました。

父が砂場を作ってくれたからこそ出来た大切な思い出。今でも心に残っています。

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