長縄跳びは遊びではなく緊張する競技

あさのさん
栃木県 1987年生まれ 女性

縄跳びというと各々で飛び、何回飛べたか、どれだけ難しい技ができたかを競うのが一般的だと思います。

しかし私が小学5年生のころから縄跳びと言えば長縄跳び、それも8の字飛びが一番ホットな遊びでした。

クラス対抗戦、腕力自慢2人が長い紐を持ち、一人一人が次々と飛び3分間で連続して何回飛べるか競うものです。大会も設定されていました。

縄跳び大会に向けて各クラス練習を重ね熾烈な競いが小学校ながら勃発していました。大会の日までどのクラスが何回飛んだらしい、あるクラスが優勝候補だと噂が飛び交ったものです。

私のいた小学校は地方の公立学校でしたから様々な生徒がいました。その中には必ず体育が苦手な生徒もいるものです。

かくいう私がその一人で、おっとりしているために高速で回る縄についていけず、必ず縄がはけていくときに引っかかってしまうのです。

私が飛ぶ順番に来るとクラスメイト一同に緊張が走るのを縄跳びの練習のたびに感じていました。縄跳び大会の日まで胃が痛い日が続いたものです。

縄跳びが遊びの一種という認識かもしれませんが、そんなことありません。今でも縄跳びと言えば緊張が走る競技の一種という認識です。

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