団地で友達とラグビーゲームをしていたらケンカ

せいざいさん
埼玉県 1970年生まれ 男性

小学校のとき、1つ年上のあきら君と一緒によく団地の中の公園で遊んでいたことを覚えています。当時わんぱくであって当たり前の時代で、ケンカして負けて帰ってきたら怒られるような風潮でした。

私はあきら君とラグビーに近い遊びをしていました。その遊びはボールを力ずくで奪い合って自分の陣地にボールを入れる遊びです。ボールを奪うには何をしてもかまわないルールだったと思います。

私よりも一回り大きいあきら君に勝つには、力ずくでは難しいと考えて、ボールを遠くに投げ、それをとって陣地に入れることで私は点数を稼いでいました。一方あきら君は力ずく(タックル)でボールを確実に自分の陣地に入れていきます。

あたりも暗くなり、だんだんボールが見えなくなってきたなか、あきら君が私の投げようとしたボールに向かって、もともとあったプラスチックバットを振りかぶってきました。

そのプラスチックバットが思いっきり私にあたりました。私はわざと私をバットで殴ったと判断して、取っ組み合いのケンカになりました。

あきら君も負けず嫌いなタイプだったのでケンカは大きく発展してしまい。私は殴られて泣いて自宅に帰りました。

家に戻ると父親から「ケンカで負けて帰ってくるんじゃない」とまた公園に放り出され。真っ暗な公園の中一人でポツンとベンチに座っていました。

泣きながらベンチに座っていると母親が慰めにきてくれ、無事家に入ることができました。ケンカに負けた悔しさと母親の気遣いにさらに涙が出てきました。

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