じゃんけんグリコの 駆け引き

ぽんずさん
大阪府 1988年生まれ 女性

私たちは小学生の頃には既に「駆け引き」を学んでいたのだと、今になって思います。

階段があれば必ずやったじゃんけん遊びがありました。その名も「グリコ」。

じゃんけんほい!と元気な掛け声でじゃんけんをして、グーで勝った人は「グリコ」、パーで勝った人は「パイナップル」、チョキで勝った人は「チョコレート」といった形で、その文字数だけ階段を上がれます。一番最初に上がりきった人が勝ち。

グーの場合は「グリコ」で3文字なので当然数字的には早く上がるには不利になります。ところがこの遊びの面白いところで、じゃあ単純に文字数も多くてグーに勝てるパイナップルのパーを出せばいいのかとなると、そこにはそれを狙ったチョコレートのチョキが待ち構えている・・・。

このシンプルながら先の先のそのまた先を読む遊びを、無邪気にしょっちゅう遊んでいたなぁと懐かしく思います。

ただし、その頃「先の先のそのまた先」まで読んで楽しんでいた子供がどのくらいいたのかはわかりません。

少なくとも私は何も考えずに(あ〜グリコ食べたいな〜)なんて思いながら大きな声で「じゃんけんほい!」と言っていたのでした。

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