「小学5年生の思い出」ジャングルジムの上で友達と見た夕焼け

勇気なしこさん
兵庫県 1977年生まれ 女性

昼休みにみんなで集まると、鬼がボールを持ち、ジャングルジムの下からの上にいる人を狙う遊びをしていました。鬼はジャングルジムの上には上がれません。

ボールが当たらないように避けるスリルがあって楽しかったです。

私が小学5年生頃、仲良しのなみちゃんという子がいました。休み時間もなみちゃんと一緒です。

彼女は運動神がよく、特に走るのが速かったです。私も足が速く一緒にリレーの代表に選ばれていました。

私たちは放課後によく小学校の運動場に集合して好きなお菓子を食べたり、大きくなったら何になりたいか話していました。

ベンチのない校庭で、椅子代わりに腰をかけていたのがジャングルジムです。1番上に座り何を話しても楽しかった記憶があります。

それからしばらくして、なみちゃんが引っ越すことになりました。

隣町でしたが小学生の私にはとても遠く感じました。ジャングルジムの上で「大人になっても遊ぼうね」と約束しました。

中学校は一緒になりましたが、あの頃の私には話しかける勇気はなく、中学時代は一度も話せずじまいでした。

今の私なら話せたのに、昔の私は忘れ去られているかも?の気持ちが強くて、勇気が出ませんでした。

今でもジャングルジムを見ると、なみちゃんと一緒に見た夕焼けを思い出します。

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