今思いだすと恥ずかしい ”貧乏ごっこ”

いちごフェアさん
神奈川県 1976年生まれ 女性

小学生のころ、小公女セーラやマッチ売りの少女、フランダースの犬、など苦労しているけれど健気に生きている物語が大好きでした。

自分もその世界にどっぷりつかりたくて、一人でおままごとをする時には”貧乏ごっこ”をして遊んでいました。

押入れの中が家という設定で、薄暗い中お人形を相手に「こんな物しかなくてごめんね」「今日もおかゆだけだよ」「お母さん、寒いよ」など生活に苦しむ母子の会話を脳内再生し楽しんでいました。

いわゆる普通の家庭をモチーフにしたおままごとではない、背徳感のある遊びだと小学生ながらに感じていたので、貧乏ごっこは基本一人で遊ぶ時の特別な設定です。

一度だけ仲の良い友人と遊んだことがありましたが、その事などすっかり忘れ。大人になってからその友人と再会した時に、当時の貧乏ごっこをやった時の事を話してくれて、あの時は若干引いていた、と聞いたときには顔が熱くなるくらい恥ずかしくなりました。

貧乏ごっこのおかげか、現在は節約が大好きな主婦になっています。

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