ガキ大将に巻き込まれた「ケンカごっこ」でやりすぎてしまった話

ゆでたまごさん
大阪府 1976年生まれ 男性

ガキ大将と言えばケンカのイメージですが、だいたいは弱い人など殴ったりせず、相応の相手を選んでしていました。

私はおとなしく目立たない存在でしたが、成長期のタイミングの差からか、体が大きく力だけはありました。

そんな体格の良さからか、目をつけられたのか、ケンカごっこに巻き込まれてしまいました。

いつもは、ガキ大将の取り巻き同士でケンカごっこをしているのですが、飽きてきたのか私が目をつけられてしまいました。

まずは一番弱そうな子が私の相手に選ばれました。

ケンカといっても理由もなく殴り合いをする気も起きず、だいたいの人は「相撲もどき」の取っ組み合いでお茶を濁します。

そんな事とは知らない私は、ガキ大将と大勢の取り巻きに囲まれ、パニックになり、必至で腕や足を振り回しました。ガキ大将たちは、最初こそ混乱する様子を見てみんなで笑っていました。

私のほうが数十センチも身長が高く、必至に暴れるものだから、相手もたまったものではありません。

ガキ大将も「殴れ、蹴れ」とはやし立てますが、偶然当たった腕や足のせいでいつの間にか流血沙汰になっていました。

それ以後はケンカごっこはご法度になりましたが後味の悪い遊びでした。

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