フラフープのほろ苦い思い出

なみさん
京都府 1980年生まれ 女性

私が小学生の頃、フラフープ遊びが流行していました。

友達同士で投げたフラフープをお互いでキャッチしたり、手首のスナップをきかせて投げたフラフープが自分の手元に返ってくる遊び、どちらが長い間フラフープを回していられるかを競ったり、身体の色々な所でフラフープを回す遊びをしていました。

ある日、いつものように遊んでいると弟が頭で器用にフラフープをクルクルと回せるようになりました。

私も「負けたくない!」と思って、頭で回そうとしましたが失敗…。意地になって次は思いっきりフラフープを頭にめがけて勢いを付けて投げました。

すると、私の首にフラフープがグルグルと巻き付きました。「ゲッホ、ゲッホ。」と咳がでて首を思いっきり押されたような痛みを感じました。

けれど、弟に見られていたのが恥ずかしかったのか、私は何事も無かったかのように足元に落ちたフラフープを拾い遊びの続きをしました。

その時の首の痛みは残り2、3日の間は続いていたように思います。その後、他の人が首回しに挑戦しても私は挑戦しませんでした。

楽しい思い出の中のほろ苦い思い出です。

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